26/07/01 新プロジェクト『棚田に学ぶ都市生活ー人間として生き直すために』始動

自分の暮らしを見つめる。里山とつながる3つの旅

福岡県・奥八女(笠原地区)で継がれてきた暮らしの知恵を、都市に暮らす人たちに届ける、お便りとポッドキャストを用いたプロジェクトです。

笠原は過疎高齢化の進む山奥の集落ですが、この土地で生きていくための知恵が、長年にわたって積み重ねられてきました。まあそれはどこの山奥の集落でもそうなのですが、一方で都市は、そうした土地性がかなり弱い。どこでも同じような生活が成り立ちます。それは、山奥の共同体の息苦しさから距離を置き、利便性や自由を求めてきた歴史の延長線上にあるのかもしれません。欲しい物はいつでも手に入り、移動手段はいつでもあり、ほとんどの事柄はお金で解決できる。そうして上へ上へと伸びていく同じ様相の都市がいくつも出来上がる。そうした都市を「土」とするなら、そこで生活して「育つ」人間はどうなるんだろう? という疑問はあります。

このプロジェクトでは、笠原の農家さんたちが語ってくれた物語を、お便りとポッドキャストでお届けします。農家さんにお話を伺うと、自然環境や生活環境などに起因する面倒なことばかりですが、そうした面倒くささを、それでも愛しながら長年生きてきた強さを感じます。それは「可笑しみ」とも表現できるのかも。生きていくだけなら、もっと楽な(たとえば都市で暮らすとか)方法があるのに、それでも笠原を愛しながら、面倒くささを可笑しみながら、生きていく強さ。

それは、僕がこの笠原に10年近く通い、また、僕の仕事場は山奥ばかりなので、そうした経験もあって見出せることだと思います。なので、現地の農家さんたちの声を翻訳しながら、都市で暮らす人たちに伝えて考えることを促し、自分なりに生活に活かしてもらいたいというのが、このプロジェクトの趣旨ですね。7月末まで、年3回のお便りが届くお申し込みを受け付けています。

都市での暮らしを少し違う角度から見つめ直したい方、人が土地とともに生きるとはどういうことかに関心のある方に、ぜひ手に取っていただけたら嬉しいです。

詳細・お申し込みはこちらをクリック!

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ポッドキャストでは、この企画を運営する小森さんと僕とで、経緯などを語っています。ぜひお聴きください!

【spotifyポッドキャスト】『棚田に学ぶ都市生活―人間として生き直すために』ではどんなことをするの?

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